ここ数年で、あっという間に広まったバーコード決済や電子マネー。
街のお店やネットショップなどでも、使えるお店が一気に増えました。
これで導入が進んでいなかった百貨店でも、ここにきて決済方法の選択肢が格段に増加しています。
今回は、三越伊勢丹、高島屋、大丸・松坂屋、西武、阪急の主要百貨店を中心に現在、バーコード決済「PayPay」「d払い」「楽天ペイ」、電子マネー「iD」「QUICPay」「Suica」が使えるのかまとめてみたいと思います。
ほぼ全方位の高島屋
ほぼ全方位の戦略を取っているのが高島屋です。
このほかにも、Jcoin、メルペイ、auPAYなども利用できます。
さらに高島屋はdポイントとPontaポイントの共通ポイントも導入しているので、利用者にとっては嬉しいです!
ただ、売り場によっては使えない決済方法があるので、注意が必要です。
例えば、日本橋高島屋ではQuickPayやiDなどはB1階でしか利用できません。
ほぼ導入していない三越伊勢丹
高島屋とは逆に、バーコード決済、電子マネーをほぼ導入していないのが三越伊勢丹です。
ただオンラインショップのみ、d払いに対応しています。
三越伊勢丹は、2016年に共通ポイント「Tポイント」を導入しましたが、その後2018年に終了しています。
ここに来て周りの百貨店で次々と新たなキャッシュレス決済が導入されているだけに、三越伊勢丹もその流れに乗らざるを得ないのではないでしょうか。
三越伊勢丹は現在、専用アプリによるリモートショッピングなどさまざまはデジタル施策を進めています。
この一環として、新たな決済方法が導入される可能性は十分にあるのではないでしょうか。
阪急や西武、大丸・松坂屋では?
高島屋ほどではありませんが、阪急もかなり幅広くキャッシュレス決済を導入しているということができます。今回調べた決済方法のうち、使えないものはd払いだけでした。
さらに、西武百貨店も電子マネー「QuickPay」「iD」は使えませんが、「Suica」は利用可。バーコード決済は多数導入しています。
大丸・松坂屋は、楽天ペイが食料品、レストランなどで。Suicaが食料品で利用できるようになっています。
各店とも一部店舗では使えないこともあるので、注意が必要です。
楽天ペイが幅広く利用可
今回調べた決済方法の中で、最も幅広く使えるのが「楽天ペイ」でした。
なんと三越伊勢丹以外で利用することができます。
PayPayやd払いのように、目を引くキャンペーンが少ないために、これまでほぼノーチェックでしたが、意外と使えるお店が多い!
楽天ペイを含む楽天経済圏はポイント活動では老舗。
メインで貯めている人も多いと思います。そう考えると、納得の結果なのかもしれません。
今後どうなる⁉
ここ数年で一気に普及したバーコード決済ですが、アプリを開いて、バーコードを表示させて、と支払い方法としては決して簡便ではありません。
それでもこの決済を使うのは、キャンペーンだったり、ポイント還元率などでメリットがあるから。
また、クレジットカードがなくても、チャージすることで利用できるという点では、若者にとっては便利です。
一方で、いろいろ使ってみて結局電子マネーやクレジットカードに戻るという人も多いのでは。
全体としては政府がキャッシュレス化を推し進めているため、バーコード決済、電子マネー、クレジットカードなどのキャッシュレス決済の流れはこれからも進んでいきそう。
いち早くバーコード決済を導入したコンビニや家電量販店と違って、百貨店での導入は現在進行形で行われています。
三越伊勢丹が何を導入するのか、あくまでもMIカードの普及に集中してくのかも注目です。
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