通勤スタイルの多様化が一気に進んだ2020年。
それを後押しする新サービスが、JR東日本の首都圏エリアで来春、始まります。
Suica定期券を購入している人は、早めの時間帯や遅めの時間帯を選んで通勤した場合に、定期を持っていない人は、Suicaでの乗車で繰り返し在来線を利用するとJRE POINT がお得に貯まります。
今回は、このサービスについて紹介したいと思います。
時差通勤でお得にポイントが貯まる
時差通勤でお得にJRE POINT が貯まるのは、JR東日本在来線首都圏エリアの通勤定期券を購入している人です。
対象エリアの各駅で、ポイント還元対象となる時間帯に入場し、対象エリアないで出場した場合にJRE POINTが貯まります。
ポイント還元対象となる時間帯は、それぞれの駅の朝のビーク時間帯前後に設定されます。
例えば、ピーク時間前の「早起き時間帯」の場合、15ポイント。ピーク時間の後の「ゆったり時間帯」の場合、20ポイントといったようにポイントがもらえます。
同じ日に、複数回利用しても1回の利用とみなされます。
対象エリア、各駅のポイント還元対象となる時間帯、サービスの開始時期については今後、詳しく発表予定とのこと。
定期以外の乗車でもお得になる新サービス
定期を購入していない人に向けても、新ポイントサービスがスタートします。
Suicaの残高で、在来線の同一運賃区間を10回乗車すると、1回分のJRE POINT が還元されます。
このサービスは、首都圏だけでなく、JR東日本の在来線の全てです。
同一運賃区間とは、乗車区間が異なっていても運賃が同一となる区間を意味します。
例えば、220円区間を1ヶ月に10回乗車したとすると、220ポイントが還元されます。さらに、11回目からは1回の利用ごとに10%分のJRE POINTが還元されます。220円区間で考えると、11回目には22ポイントが還元されます。
JRE POINTとは?
JR東日本の鉄道利用や、駅ビル、エキナカの買い物、クレジットカード「VIEWカード」の決済などで貯まるポイントです。
貯めたポイントは、駅ビルなどで1ポイント1円で利用できます。そのほか、Suicaにチャージすることもできます。
有効期限は、最後にポイントを獲得、利用した日から2年後の月末でという、なかなか使い勝手の良いポイントシステムです。
東京メトロの乗車ポイントとの比較
定期券区間でも、ピーク時間帯を外した乗車でポイントが貯まるというサービスは東京メトロにはありません。
東京メトロでメトロポイントが貯まるのは、あくまでも定期券以外の区間に乗車した場合のみです。
JRの新サービスでは、都度支払い乗車で貯まるポイントは、1ヶ月に10回以上同一賃金区間に乗車しないともらえないので、そんなに電車に乗らない人にとっては貯まりにくいかもしれません。
この点では、東京メトロのポイントサービスの方が優れているのではないでしょうか。
東京メトロのクレジットカードTo Me Cardを所有している人であれば、メトロポイントとメトロポイントplusの2つを貯めることができるので、こちらの方がお得かもしれません。
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