新潟県は全国でも有数のニット産地です。
ですが、新潟出身の私でさえ、ニット産地ということを実感することはほとんどありません。
技術力には定評のある新潟のニットメーカーですが、OEM(相手先ブランドによる生産)が多いため、なかなか表に出てくることがありません。
そんな新潟県のニットメーカーで、独自ブランドを立ち上げる動きが加速しています。
メーカーこだわりの素材、技術で作られるニットは、普段お店で見る商品とはひと味違った魅力あり!
今回は、私が気になった新潟のニットについて紹介したいと思います。
素敵!着てみたいと思えるブランドが続々
OEM生産が多いため、産地としての発信力や利益率に課題がありました。
それを解決するために、これまでさまざまな独自ブランドが開発されてきました。
ですが、どこか野暮ったかったり、年齢層が高めの人たちをターゲットにした商品が多かったり。
手に取ってみたくなるものは、正直ありませんでした。
ですが!今は違うんです。
上質な素材を使用して、こだわりの商品を作る。
そんなブランドがたくさん存在します。
商品によっては、楽天市場で購入できたりするものもあります。
若者を意識した高橋ニット(五泉市)「toiro(トイロ)」
2013年に誕生したファクトリーブランドです。
このブランドを手がける「高橋ニット」は、年間20万着を工場で生産しているそう。
毎シーズン、徹底的に素材にこだわった商品を少量生産しています。
若者を意識したオシャレな商品が多く、ベーシックな中にも、素材のよさが感じられたり、ちょっとした遊び心があったり。
20代の若者でも、アラフォーの私でも着られそうなニットが多数です。
価格は2万円前後のものが多いです。
楽天にも店舗があるので、買いやすいですね。
シンプルでおしゃれな第一ニットマーケティング(見附市)「primera」
1枚で様になるざっくりとしたニットや、シンプルなワンピース、ニットコート。
オリジナルのテキスタイルを使ったスカートなどをを販売しています。
こちらのショップも2万円前後が中心価格帯。
シンプルながら、細部にこだわりを感じるそんな商品が多いです。
質の良さが感じられる川島(五泉市)のニット
自前のオンラインストアはありませんが、下記ショップで購入可能。
こちらもシンプルなデザインが多いですが、素材の良さが写真から伝わってきます。
シンプルで、着回しがきく商品が多数揃っています。
価格は15,000円前後が中心。
なかでのホールガーメントという縫い目のないニットが気になります!
スッキリとしたシルエット。着心地もよさそう。
新潟県のニット製造
2019年の工業統計調査品目別統計表データによると、「ニット製成人男子・少年用セーター・カーディガン・ベスト類」「ニット製成人女子・少女用セーター・カーディガン・ベスト類」のいずれも、新潟県の出荷量、出荷金額が全国1位となっています。
このカテゴリーの製品の約3割が新潟県で製造されているんです。
手持ちのニットも、もしかしたら新潟で作られたものなのかもしれません。
驚き!
そんな新潟のニットメーカーが作るファクトリーブランド。これからどんどんおしゃれになって行く予感。注目です。
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