ストライプの亀田縞がシブかっこいい!インスタで見つけた新潟・もんぺ製造所のもんぺ

なにげなくインスタグラムを見ていたときに目にとまった新潟・亀田縞を使った「もんぺ」

以来、ずーと気になっていました。

手がけるのは、新潟県上越市の「もんぺ製作所」です。

なにより惹かれたのは、亀田縞の凜とした美しさ。

そして、その亀田縞のもんぺとそのスタイルが、今の時代に生きる私たちにとっては新鮮です。

色の組み合わせ、生地の風合いがなんとも素敵。

素朴さの中に、粋でオシャレな雰囲気を感じました。

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もんぺ製作所のもんぺの魅力

もんぺ製作所は、大手ファッションメーカーのパタンナーとして活躍する赤木美名子さんが新潟に移住したことをきっかけにスタートしたメーカーです。

様々なブランドのパターンを作ってきた赤木さんは、特にパンツパターンを得意としているそう。

特に、履いたときの正面からの美しさにこだわっています。

亀田縞の美しさが損なわれないよう、パターンも考えられており、すっきりと美しいシルエットになっています。

もんぺというよりは、オシャレなイージーパンツのような感じです。

インスタグラムでは、このもんぺに白いTシャツに合わせたり、ジャケットを着たり。もちろん農作業にも。

昔おばあちゃんがはいていたもんぺのイメージを覆す、かっこよさです。

企画、染色、織り、加工、縫製まで新潟県内で行われています。

もんぺ製作所
もんぺ製作所

新潟の試着室で念願のもんぺをオーダー

実は新潟出身の私。

帰省したついでに、新潟県上越市にあるもんぺ製作所の「山のなかの試着室」を予約して、念願のもんぺをオーダーしました。

本当に山の中でした。

が、交通量が多いわけでもなく、新潟らしい自然を満喫しながらのドライブはなかなか楽しいもの。

試着室は、もんぺ製作所のホームページの雰囲気がそのまま凝縮されたような、おしゃれな空間でした。

そして、いよいよ赤木さんによる採寸!プロのパターンナーの人に図ってもらう経験って、とても貴重ですよね。

楽しみにしていました。

生地は数え切れないくらいのパターンから選ぶことができます。

さらに、もんぺのデザインも、裾にゴムが入っていないストレートタイプと、ゴム入りのクラシックタイプの2種類から選択できます。

悩む!決められない!

私のためのもんぺ!

何種類ものもんぺを試着させてもらい、さらに赤木さんからアドバイスをもらってなんとか決断できました。

私が選んだのは、インスタで見た「もんぺ-いち-」

裾がゴム入りのもんぺです。

きめ細かい対応をしてもらい1時間半くらい滞在してしまいました。

赤木さんからいろいろお話をうかがったり、楽しい時間でした。

とうとうもんぺが到着!

製作が混み合っているため、完成までに2ヶ月ほどかかるとのことでした。

そして、到着!

待ちに待った、私のもんぺです。

脚を通してみると、当たり前ですがピッタリ

既製服にはない心地良さを感じました。

丈の長さ、腰回りのフィット感、しゃがんだときの全体の様子。どれもさすが!という履き心地

そして、前から見たときの亀田縞の美しさにも感動!

また、履き続けていくと生地が柔らかくなっていく感じも気に入りました。

膝の部分は生地が二重になっていて、強度が高くなっています。

私自身、農作業をする機会はほとんどないのですが、外出着として大活躍しています。

ちなみに支払いは、商品が到着してからクレジット決済で行いました。価格は、税込19,250円(自宅への送料込み)。

公式ホームページからオンラインでも注文できるようです。

デザインコンペティションで受賞歴もあり

もんぺ製作所のもんぺは、ニイガタIDSデザインコンペティション2019で、IDS賞も受賞しています。

このコンペティションは、地域ブランドの育成を目指して新潟県の外郭団体「にいがた産業創造機構」が主催しているものです。

もんぺ製作所 – ニイガタIDSデザインコンペティション

さらに、アウトドア用品店のWEST長岡店(新潟県長岡市)では、WEST別注仕様のもんぺの取り扱いが始まっています。

股上深め、二重ステッチなどこだわり仕様だそうです。

もんぺ製作所のもんぺ ~新潟伝統の工芸品を纏うストライプパンツ~ | WEST WEB MAGAZINE
お待たせしました。《もんぺ製作所》もんぺパンツがウエスト別注仕様になり改めてお店に並びます。《もんぺ製作所》のもんぺパンツは、新潟の伝統織物亀田縞の生地を使い、織り・加工・染色・企画・縫製を全て新潟で行い、正真正銘の新潟製で、とても丁寧に作...

亀田縞とは

亀田縞は、新潟市亀田地区で生まれた織物です。

水や泥に強く、農作業に適しているのが特徴です。

亀田縞の最盛期は明治末期から大正時代です。

大正末期には、600を超える織物業者が存在したそうです。

しかし、その後は戦争や外国からの安い生地の流入などで、業者が次々と廃業していきます。

そんな亀田縞を復活させる動きが、2000年代になるとあちこちで起こってきています。

今では、復活した亀田縞が作務衣や風呂敷など様々なところで使われるようになっています。

「MUJI銀座店」を訪れた際、亀田縞の半纏が販売されていて、びっくりしました。

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