最近、SNSなどでよく目にするファストファッションブランド「SHEIN(シーイン)」。
ほどよくトレンド感を取り入れた洋服が、お手頃価格で販売されていて、かなり気になる存在です。
ですが、いったいどこの会社なの?頻繁に見かけるようになったけど、どうやって購入するの?といった疑問が。
気になるポイントをまとめてみたいと思います。
テイストはZARA 価格はしまむら
前からちょこちょこインスタグラムなどで、広告などを見かけて気になるブランドではありました。
強いていうなら、テイストは「ZARA」に近く、価格的には「しまむら」寄り。
シューズ、ウェア、アクセサリーなど幅広い品揃えです。
デニムなら2,000円前後、Tシャツは1,000円前後、ワンピースでも2,000円前後といった商品が盛りだくさん。
手軽にトレンド感を意識したコーディネートを楽しむことができるブランドです。
最近では、購入者のコーディネートなども多数見かけるようになりました。
ここまで頻繁に見かけるようになると、この「SHEIN」が何者なのか疑問が沸いてきます。
公式WEBページを調べても、いまいちよくわかりません。ということで、調べてみることにしました。
「SHEIN」とはどんな企業なのか?
公式サイトによると、設立は2008年10月。比較的新しい会社です。
ターゲットは主にヨーロッパ、アメリカ、オーストラリア、中東など世界220以上の国と地域で展開されているそう。かなり大きな企業のようです。
扱う用品は婦人服が中心ですが、紳士服、子供服、アクセサリー、靴、バッグなども扱っています。
世界の最新ファッショントレンドをいち早くキャッチ、そのスタイルを迅速に市場に送り出すことに力を入れています。
ネットで検索してみると、この企業は中国発のD2C(Direct to Consumer)ファストファッション企業であることがわかりました。
そして、店舗を持たないオンライン専門ショップなんだとか。
さらに驚くのは、中国ではあえてビジネスをせずに、欧米や東南アジアなどを中心に事業を展開しているそう。
日本からの購入方法や送料は?
日本語サイトも準備されているので、商品の購入はそれほど難しくはありません。
送料も、14,000円以上の購入なら無料になります。
14,000円未満の場合は、Express配送が750円、Standard配送が500円と良心的です。
配送にかかる日数は、Expressが最長12日ほど、Standardが15日ほどです。
公式アプリもあり、日本でのオンラインショッピングとそれほど遜色なく買物を楽しめます。
脅威の商品化スピードが武器
ファストファッションの代表格「ZARA」は、商品の発注から納品までのリードタイムが最短2週間だといわれています。
このリードタイムが「SHEIN」は最短2、3日なんだとか。驚異的な短さです!
運営会社の「ZoeTop Business Co.,Ltd」は非上場であり、情報発信は積極的に行っていないようです。
そのため、その実態は謎に包まれています。
多品種小ロット生産のビジネスモデルを取っており、毎日4,000前後の新アイテムが売り出されているそう。
2020年度の売上高は、7,000億円とも1兆円ともいわれているます。
これはユニクロを運営する「ファーストリテイリング」には及びませんが、「しまむら」やイギリスのファストファッション「NEXT」、アメリカのカジュアルファッション「アメリカンイーグル」などを上回る規模です。
なぜ人気なのか?
商品の生産地としては有名な中国ですが、私のようなごく一般的な消費者からすると、中国のアパレルメーカーのイメージは「変に派手そう」「デザインが古臭そう」といった心配を抱いてしまいます。
ですが、ここ最近頻繁に見かけるようになった「SHEIN」の商品は、ほどよくトレンド感もあり、ほしくなるようなものが多いです。さらに品数がとても豊富です。
そしてなんといってもその価格が魅力的!
この値段で、トレンドを楽しめるなら、購入してみようかという気持ちにさせます。
また、SHEINは、広告宣伝にインフルエンサーを大量に活用したSNSマーケティングを行っているそう。
SNS全盛の時代、毎日SHEINの商品を目にすることで、これまで知らないブランドでも、徐々に親近感が増していきます。
まだまだ成長しそう
最近では、SNSだけにとどまらず、ファッション系のWEBサイトや新聞、TVなどでも取り上げられるようになってきて、注目度も上がってきています。
SHEINのユーザーは1億2,000万人にも上るといわれています。
さらに多くの投資家から資金を調達しており、その成長が期待されている企業でもあります。
ユニクロやZARAに迫っていくのか、今後に注目です。
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