新潟出身者が独断と偏見で選ぶ!2021年正月に飲みたい新潟清酒5選

コロナに始まり、コロナで終わろうとしている2020年。

悪いことをしているわけではないのに、ニュースを見る度に責められているような気持ちになる年でした。

重苦しい気持ちを少し軽くして、新しい年を迎えたい。

そんな時にオススメしたい新潟清酒を、新潟出身の私が紹介したいと思います。

忘年会、新年会、歓迎会、送別会とことごとく中止となった今年。

日本酒も業務用需要が減っています。

みんなでワイワイとはいきませんが、家で静かにお酒を楽しむ際に、日本酒も選択肢に加えてみてはいかがでしょう。

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なかなかお目にかかれない「緑川」

なかなか東京都内では遭遇できない新潟県魚沼市の「緑川酒造」の日本酒

それもそのはず、同社はホームページもなく、自社の通信販売もなし、外回りの営業もいないそう。

信頼の置ける特約店にだけ、商品を卸しているんです!

そのため、緑川を見つけたときは、必ずといっていいほど注文してしまいます。

味は、県民性を現すかのように控えめ。

料理の味を邪魔せず、気づいたら杯が空で、もう一杯頼みたくなるというお酒です。

私がオススメするのは「純米吟醸 緑川」(720ミリリットル)です。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

緑川 純米吟醸 720ml 緑川酒造
価格:2200円(税込、送料別) (2020/12/22時点)


価格も2,000円程度で、手を出しやすい商品です。

緑川といえば、緑色の酒瓶に、白地に「緑川」と書かれたシンプルなラベルがおなじみ。

その潔さにも魅力を感じます。

麒麟山酒造 季節限定「熟成純米大吟醸酒 紅葉」

日本酒にもジャケット買いという言葉を使うことができるとしたら、間違いなくこの「紅葉」はジャケ買いしたくなる商品です。

赤い紅葉が1枚書かれただけのラベルからは、この商品を手がける麒麟山酒造の商品に対する自信がうかがえます。

3年間の熟成期間を経て、出荷されるというこだわりの商品でもあります。

同社は、新潟県阿賀町の山沿いにあります。

ホームページを開くと、このお酒が造られている阿賀町の豊かな自然を見ることができます。

この商品の口当たり、味わいはまろやか。

酒瓶がオシャレなので、食卓に華やかさをプラスしてくれます。

原料米は、新潟県で開発された「越淡麗」です。

化粧箱入り720ミリリットル税抜3,500円


ちょっといいお酒を正月には飲みたいという人にオススメです。

初心者でも美味しさがわかる!大洋盛の純米大吟醸

私が日本酒を「美味しい!」と感じるようになったきっかけが、村上市にある大洋盛の大吟醸です。

日頃、日本酒を飲み慣れない人でも、美味しさが感じられる商品。

杯を傾けたときに香る豊かな香りに、なんともいえない贅沢さを感じます

値段は高めですが、まさに正月にふさわしい一品ではないでしょうか。

ガブガブ飲みたいという種類のお酒ではなく、少量を香りを楽しみながら味わいたいお酒です。

マスカガミのアルファベットライン

アルファベットと数字の組み合わせで、日本酒の種類や精米歩合がわかるようになっている商品です。

製造しているのは、加茂市にあるマスカガミ

普通種には「F」、純米酒には「J」など。

それに続く数字は精米歩合を表しています。

ラベルもシンプルで、現代的。

ルールがわかれば、初心者にもわかりやすいネーミングにも好感が持てます。

私のオススメは、F40。720ミリリットル、1,500円。


普通酒ですが、精米歩合が40%という面白い商品

大吟醸並みの精米歩合です。

スパークリング日本酒「スイートフィッシュ ネイビーラベル」

最近、見るようになってきたスパークリング日本酒。

何か新しい日本酒が飲みたいという人には、オススメです。

上越市の鮎正宗「スイートフィッシュ ネイビーラベル」はいかがでしょうか。参考価格360ml  1,157円(税抜)。

見た目はほぼスパークリングワインです。

この商品は、手間のかかる瓶内二次発酵を行っています。

これは、酵母の力を活用し、瓶詰めした後に酵母によってガスを発生させ、ちょうどよい頃合いに火入れをしてその活動を留めます。

そのため、きめ細やかな泡立ちが特徴

スッキリとした酸味があり、やや甘口です。

アルコール度数も7%と低いため、気軽に楽しめます。

新潟の日本酒とは?

新潟県は、日本酒生産量全国3位

酒蔵の数は90で、全国1位です。

灘伏見のような大きな酒蔵は少なく、その多くがマイクロブルワリーです。

全国平均と比べて、米を贅沢に磨き込んで酒を仕込んでいることが特徴です。

コシヒカリなど食用米の栽培が有名な新潟ですが、新潟生まれの酒米「五百万石」や「越淡麗」も全国でも多く使われています

さらに新潟には、新潟県醸造試験場という施設があります。

日本酒を専門とする県立試験研究機関としては全国唯一の施設で、新潟清酒の品質の高さの理由のひとつにもなっています。

新潟県は、北から「下越」「中越」「上越」、そして「佐渡」とエリア分けされています。

一般的に下越のお酒は「スッキリとした辛口」、中越は「軽~旨口・多彩な味わい」、上越は「甘口タイプ」、佐渡は「旨みのある辛口」が多いといわれています。

多種多様な日本酒が楽しめる新潟

新潟出身の私がオススメしたい日本酒をまとめてみました。

新潟清酒は、「淡麗辛口」とまとめられがちですが、それぞれの酒蔵に個性があります。

私としては「ラベルが気に入ったから!」というのも、立派な購入理由のひとつだと思います。

お正月に飲むお酒として、日本酒も選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。

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