先日、日本でのデビットカード発行を始めたTranferWise。
一方、2020年に日本での本格スタートを切ったRevolut。
どちらもイギリス発のフィンテック企業です。
TransferWiseは申込を終え、カードの到着待ち。
Revolutは海外通販などで何度か使っている私が、現段階(2021年1月)で2つを比較してみたいと思います。
55通貨に対応するTransferWise
なんといっても50以上の通過に対応しているというのが魅力の1つです。
メジャーな米ドル、英ポンド、ユーロなどのほかにも、ロシア・ルーブル、インド・ルピー、アルゼンチン・ペソなどへも両替できます。
日本で提供開始となったデビットカードは、多通貨に対応しています。
ちなみにカードは発行手数料として、1,200円がかかります。
英国口座番号、ユーロのIBAN、米国ルーティングナンバーなどを取得できるため、現地にいるような資金の受け取りが可能。
例えば、マルチカレンシー口座内で30,000円をユーロに両替する場合、179円の手数料がかかります。
受取額は、236.52ユーロになります(2021年1月27日現在)。
ちなみに、みずほ銀行のレートで換算すると、227.11ユーロです。
約10ユーロの差があります。
アカウント作成、カード発行が無料のRevolut
とにかくお金をかけずに、海外通販や海外送金を試してみたいという人には、Revolutがオススメです。
公式サイトによると、27超の通貨を取り扱っています。TranferWiseよりは少なめです。
現在、Revolutで30,000円をユーロに両替すると、237.82ユーロ受け取れます。
日本でのサービスでは、海外の銀行口座の情報を取得することはできません。
ただ、本国イギリスなどのサービスではできるようになっているので、今後提供される可能性はあります。
Revolutのカードは、Visaブランドになります。1枚目のカード発行料は無料です。
海外ATM引き出しの比較
今は世界的にコロナが蔓延しているため、海外旅行は難しい状況。
ですが、これが収まったら、海外旅行を計画している人も多いはず。
手元に現金も少し持っておきたい場合に使えるのが、ATMからの現地通貨引き出しです。
TransferWiseもRevolutも対応しています。
Transferwiseの場合は、海外ATMでの引き出しは毎月2回まで無料。
上限は30,000円です。それを超えると、手数料がかかります。
Revolutの場合、スタンダード会員だと海外ATMで25,000円相当まで無料で引き出し可能。
有料プランになると、この金額が上がります。
両方のサービス利用者であれば、55,000円まで無料で引き出せますね。
これだけ手元にあれば、とりあえず安心です。
TransferWiseとRevolut、どちらが向いてる?
海外とのやりとりが頻繁にあり、海外の口座番号も持ちたい!と考えている人には、Transferwiseをオススメします。
今のところ、Revolutでは海外の口座番号を取得できません。
海外への送金、受取は必要なく、海外通販や海外旅行でお得に支払いたいと考えている人は、カード発行無料のRevolutがいいのではないでしょうか。
ただし、対応通貨は断然TranferWiseが多いです。
Revolutもメジャーどころは抑えていますが、韓国ウォンやロシアルーブルへは両替できません。どこへ旅行に行くかによっては、TranferWiseが便利といえそうです。
日本でのスマホ決済への対応
TranferWiseのデビットカードは、まだ手元に届いていないので検証できていません。
一方、RevolutはGoogle Payに対応しています。残念ながら、Apple Payにはまだ対応していません。
TranferWiseのデビットカードが届いたら、使い勝手などレポートしていきたいと思います。
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