LINE Pay の改悪の内容
2019年8月1日から、LINE Payのインセンティブプログラム「マイカラー」で付与されるポイントが、「LINEポイント」から「LINE Payボーナス」に変更されます。また、同日からコード払いで3%ポイントが上乗せされるキャンペーンが終了します。
どちらも改悪ですね。「LINEポイント」「LINE Payボーナス」などLINE Payのポイントの種類が増えていって、使いづらくなります。
「LINE Payボーナス」は、LINE Pay加盟店のコンビニやドラッグストア、オンラインショップなどで使うことができ、友達に送ることもできます。
ですが、LINE Payカード、QUICPay+、LINEギフト、請求書払いなどには利用できません。また、LINE Payボーナスは、dポイントやメトロポイントなどのほかのポイントへの交換ができません。
LINE→メトロポイントルートは、ANAのマイルを貯めている人にとって還元率が高いので魅力でしたが、今回の変更を残念に思っている人も多いのではないでしょうか。
ちなみに、LINEが運営するLINEショッピングで買い物をすることで得られるポイントは、変更のアナウンスが見当たらないので、LINEポイントのままのようです。
マイカラーについておさらい
ここでマイカラーについておさらいしておきましょう。1ヶ月の支払いは1万円未満の場合は「ホワイト」で還元率0.5%、1万円以上5万円未満の場合は「レッド」で0.8%、5万円以上10万円未満の場合は「ブルー」で1.0%、10万円以上の場合は「グリーン」で2.0%となります。銀行口座登録が完了していないと、マイカラーはいくら使っても一番下の「ホワイト」のままです。
今後、LINE Payはどうなっていくのか
LINEは2019年1-6月期の連結決算で、最終損益が266億円の赤字になったと発表しています。主な要因はLINE Payの大規模なキャンペーンによる先行投資でした。
LINE Payのキャンペーンは回を追うごとに小規模化しています。さらに還元方法自体も改悪されており、LINE Payを使うメリットが薄れていっています。
すでに発表されていますが、LINEは8月にクレジットカードの予約を開始するそうです。還元率を3%にするといっていますが、LINEポイントなのかLINE Payボーナスなのかの詳細ははっきりしていません。
いずれにせよ、今後はLINE自身のサービス内で、ポイントや残高を使ってもらうようなシステムに移行していきそうですね。ユーザー側からすると、過度な期待は禁物といえそうです。
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