昨年12月の「100億円あげちゃうキャンペーン」で、一気に知名度を上げたスマートフォン決済サービス「PayPay」。後発ながらも一気に利用者を獲得し現在、第2弾の100億円キャンペーンを開催中です。私もPayPayの利用をきっかけに、LINE Payやd払いなどのサービスを使うようになりました。
今回は、PayPayの使い方やメリットデメリットについて整理したいと思います。
PayPay基本情報
PayPayはソフトバンクとヤフーが共同出資して2018年6月に設立した会社です。スマホ決済サービスの提供は2018年10月からスタートしました。
利用するには、スマホにアプリをダウンロードする必要があります。次に電話番号とパスワードを設定するか、もしくはYahoo!JAPAN IDでログイン。最後に支払い情報を登録して完了です。
支払い方法は2つです。
お店にQRコードの提示がある場合は、スマホでそれを読み取り、金額を入力して支払います。もう一つは、お店の人にアプリ内のバーコードを提示して読み取ってもらう方法があります。小さなお店でもPayPayの看板を見かけるようになってきていますよね。
現在、新規登録でPayPay残高500円分をプレゼントするキャンペーンが行われています。手軽にコンビニで利用するには、ちょうどいいです。
500円を使い切って、さらに使いたくなったら、アプリにお金をチャージする必要があります。チャージには、方法がいくつかあります。「PayPay残高」にクレジットカードや銀行口座からお金をチャージする方法、クレジットカードやYahooマネーから直接支払う方法などです。
PayPayが使えるお店は、ローソンやファミリーマートなどのコンビニ、トモズやウェルシア、クスリのアオキなどドラッグスア、フレッシュネスバーガーやピザーラなどの飲食店、ビックカメラやKケーズデンキなどの家電量販店など。使えるお店は、どんどん増えています。
第2弾100億円あげちゃうキャンペーン
2019年2月12日から第2弾の100億円還元キャンペーンが開催中です。最大20%のポイントが還元されます。第1弾との大きな変更点は、2つです。・1回あたりの還元額が最大1,000円となったこと。・20%の最大還元を受けるには、PayPay残高を利用する必要があること。
1回の買い物が5,000円以内であれば20%還元となり、それを超えて買い物をしても1,000円以上はポイントバックになりません。また、第1段の時は、登録したクレジットカードを利用しての支払いでも20%還元でしたが、第2弾ではPayPay残高からの支払いのみ20%還元となります。
Yahoo!JAPANカード以外のクレジットカードでは還元率は10%に下がりますので、注意が必要です。
上限を設けてより多くの人に利用してもらうのが狙いだと、PayPayは説明していますが、大物買いを狙っていた人にとっては、残念ですね。また、支払い方法によって還元率が変わることも利用者にとってはデメリットです。
私は今回のキャンペーンでは、コンビニを中心に利用しています。
3月29日15:00〜18:00に限り、飲食店での還元上限を10倍にすると発表しました。経済産業省が行うプレミアムキャッシュレスフライデーに合わせた取り組みだそうです。5万円までの支払いで、最大20%1万円のポイントバックとなります。でも、プレミアムフライデーも浸透してないし…。果たして、どれほどの人が利用するのでしょうか。注目ですね。
第1弾キャンペーンのおさらい
第1弾は、利用金額の20%を月最大5万円まで還元するというものでした。4ヶ月を想定し、2018年12月4日にスタートしたキャンペーンは、わずか10日で終了しました。
ちなみに私は第一弾の時に、ビックカメラでApple pencileを購入しました。ビックカメラで商品を購入する際、通常ビックポイントが10%もらえますが、アップル製品は高くでも5%のポイントしかもらえません。PayPayの20%ポイント還元キャンペーンでお得に購入しようと考えました。
店舗全体が混み合っていましたが、アップルコーナーは特に大賑わい。みなさん同じようなことを考えていたようです。
購入日前日、12月7日金曜日の仕事帰りにビックカメラに立ち寄るとレジには長蛇の列が!これは、100億円にあっという間に到達してしまうのではと焦りました。そして購入日当日の8日、Apple Pencilを購入すべく店舗を訪れると、嫌な予感は的中し、在庫切れ!それでも、予約購入でPayPayを利用できると聞き、初めてのPayPay決済を無事、完了しました。商品の価格が15,638円、PayPayのポイント3,127円が1月10日前後にバックされるとのこと。
昨年12月のキャンペーンで一気に話題をさらったPayPay。ユーザーや知名度の獲得といった点からみれば、十分に効果をあげているといっていいのではないでしょうか。第1弾のキャンペーンによってユーザーは急増し、Origamiや楽天ペイの起動ユーザー数を一気に追い抜いたといわれています。
また、ヤフーが出資するジャパンネット銀行も、PayPay決済を導入した店主らによる法人新規口座開設が増加したそうです。ジャパンネット銀を使うと、PayPay決済の売上金が最短で翌日入金されるというシステムがウケたようです。クレジットカードなどと比べて、資金繰りが楽になりますよね。
3月はPayPayだけでなく、LINE Payやd払いも20%還元キャンペーンを行なっています。今後、どのサービスが一番利用者を獲得していくのか。そのために各社がどんな差別化戦略をとっていくのか。ユーザーとしては楽しみです。
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