東京駅に電話ボックスのような“箱”が出現し、気になっていました。
「今どき電話ボックス?」と思ったら、なんと1人用のボックスオフィス「STATION BOOTH」でした。
ものは試し。見学してきましたので、レポートしたいと思います。
東京駅に7つ設置されている「STATION BOOTH」
このオフィスは、東京駅の総武地下4階新橋側に3つ、総武地下4階新日本橋側に4つあります。
そのほか、新宿駅に4つ、立川駅に5つ設置されています。
利用の際は、会員登録が必要です。
メールアドレスを入力すると、会員登録ページのURLが送られてきます。
氏名や支払い用のクレジットカード情報などを入力します。
実際に入って使ってみた
私は、新日本橋側のSTATION BOOTHを利用しました。このブースは改札内にあります。 週末の夕方に行ってみると、4つのブースのうち2つは使用中でした。
ボックスの中には、モニター、HDMIコード、コンセント差し口2つ、給電用のUSB口が1つありました。
机は一人で使うには十分な大きさで、カーブしています。
さらに机の下には空調があり、モニター上部にも小型のデスクファンが設置されていました。また、Wi-Fiもあります。
ブースに入ってみるとと、意外と広いというのか第一印象です。足元もしっかりとスペースが確保されています。
もっと窮屈な感じかと思いましたが、椅子もそれなりに座りやすいものが置かれていました。
また、空調があるため、空気のこもった感じはしません。オープン間もないというのもありますが、比較的綺麗な印象です。
料金と営業時間
利用は最短15分からで、720分まで選択することができます。
現在キャンペーン中で、通常250円/15分が100円引きの150円で利用することができます。
営業時間は、東京駅、新宿駅が午前7時から午後9時半。立川駅が、月-土が午前10時から午後9時半。日曜祝日が午前10時から午後9時です。
入室の方法
ホームページ上でログインすると、QRコードが表示されます。
それが、予約したブースに入る際、解錠に必要になります。
ドアの右側にあるタッチパネルで、「会員の方はこちら」の「QRコード」をタップ。
スマホに表示されたQRコードをかざして入室します。
ちなみに、予約時間内であれば、出入りは自由です。ただし、入る際には毎回QRコードで解錠が必要になりますので、スマホをお忘れなく。
ちなみに、交通系IC決済もできるようです。
30分の間に、清掃のスタッフの人がブースに来て、空いている個室を清掃していました。
思ったよりも快適に過ごせたという印象です。
改札内ということもあり、メールチェックやちょっとした資料の手直しなどのために、わざわざ時間をかけて近くの喫茶店を探す手間も省けます。
今後も主要駅で数を増やしていく予定
この駅ナカのボックスオフィスの取り組みは、2018年11月-19年2月の実証実験を経て、19年8月から本格稼働しました。今後も主要駅に増やしていく予定だそうです。
また、2019年秋には東京駅丸の内地下改札口外に、コワーキング型「WORK DESK」1号店の開業も予定しています。
こちらは、1人用ボックスではなく、部屋の中にいくつかの机が置かれたオフィスのような作りになるようです。
移動のちょっとしたスキマ時間、時間を区切って集中して作業をしたいときになどに適しているのではないでしょうか。
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