米どころ新潟!お米を原材料とする米菓も有名です。
亀田製菓、三幸製菓、岩塚製菓。これらは全て新潟の企業だということをご存じでしょうか。米菓製造品出荷額も1,946億円で、全国1位です!全国シェアは56.8%という高さです。(経済産業省平成28年経済センサス)
今回は、新潟生まれ、米菓好きの私一押しの各社商品についてご紹介したいと思います!
私のオススメ「岩塚製菓」の黒豆せんべい
私、岩塚製菓(長岡市)の商品が好きです!米菓業界では3番手、売上高は238億円です。トップの亀田製菓とは3倍以上の開きがあります。岩塚製菓の商品といえば、「味しらべ」「黒豆せんべい」「ふわっと」「新潟ぬれせんべい」あたりが、有名ですね。このメーカーは、国産米100%仕様で、原材料にこだわりを持っているところが特徴です。
一見地味ですが、「黒豆せんべい」は食べ始めると止まらず。醤油味とさくさくのせんべい、そして黒豆。絶妙のコンビネーションです。
実は、岩塚製菓、セブン-イレブンのPB商品も作っていたりします。セブンプレミアム塩揚げ餅、えだまめあられなどです。裏を見て、「製造 岩塚製菓」と書いてあると、ついつい買ってしまいます。セブンのPB米菓はどれもおいしいですが、岩塚製菓は格別です。
新潟のメーカーらしい米のおいしさが感じられる米菓と言えます。そのため、ほかのメーカーと比べると1割ほど値段が高め。ただ、商品の売り出し方が惜しい!いつも亀田製菓や三幸製菓の影に隠れてしまします。個人的に、もっともっと売れてもいいと思っています。
贈答用の米菓として有名な「瑞花」は、岩塚製菓の子会社なんです。おしゃれなパッケージが目を引く瑞花の店舗は、三越銀座店や高島屋新宿店など都内の百貨店でも見かけます。
業界トップの「亀田製菓」!柿の種、ハッピーターンなどロングセラー多め
次は業界トップ「亀田製菓」(新潟市)です。売上高は、746億円とダントツです。「亀田の柿の種」「ハッピーターン」「うす焼」などが有名ですね。新潟限定の「サラダホープ」もおすすめです。
昨年、柿の種を細かく砕いてふりかけにする機械を発売して、話題になりましたね。
米菓メーカーの優等生として、はずれのない商品を売り出しています。ロングセラーは好調のようですが、近年新しいヒット商品に恵まれていない印象があります。
私にとって亀田製菓の位置づけは、化粧品でいうところの資生堂のような印象です。はずれはないけれど…。ハッピーターンと柿の種は、期間限定や地域限定商品などたくさんの商品が展開されていて楽しめます。
安定感のあるメーカーだけに、たまには亀田製菓らしくない“とがった商品”も食べてみたいというのが私の感想です。
急成長する三幸製菓、雪の宿などが有名
続いては、近年急激に業績を伸ばしている三幸製菓(新潟市)です。亀田製菓、岩塚製菓と違って、上場はしていません。人気商品として「雪の宿サラダ」「チーズアーモンド」「ぱりんこ」などがあります。
この企業は流行に乗るのが上手で、価格は安めです。パッケージデザインやCMが派手で、インパクトがあります。が、私はおいしさという点から考えると、第1候補になることは少ないです。
なのですが、「黒糖みるく」という商品に一時はまりました。黒糖とせんべいの塩辛さのコンビネーションが絶妙です。最近あまり見かけなくなってしまいましたが。
消費者の高齢化で、若者に売り込もうとどのメーカーもあの手この手で新商品を出していますが、なかなか定着していないようですね。
番外編 加藤製菓のマヨネーズおかき
亀田製菓や三幸製菓のように大きな企業ではありませんが、一押ししたいのが「加藤製菓」(長岡市)です。
新潟米100%、揚げる油にもこだわって作っています。私のおすすめは、「マヨネーズおかき」です。なんでもマヨネーズ好きの社長が、並々ならぬ情熱を注いで商品化させたそうです。
小さな企業ながら素材にこだわった商品は人気で、伊勢丹新宿本店やいかりスーパーマーケット(兵庫)、名古屋の高島屋などでも販売しているそうです。
しっかりとしたマヨネーズの風味と、おかきのさくさく感がたまりません。食べ応えもあります!
今回紹介した以外にも、新潟には大小たくさんの米菓メーカーがあります。ぜひお気に入りを探してみてください!
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