10月1日、とうとう始まりましたオンライン燕三条工場の祭典「LIVE! KOUBA」。
毎年、新潟・燕三条で開催されている「工場の祭典」が新型コロナウイルスの影響から中止となり、それに代わるイベントとして10月1日から毎日、テーマを変えて、ものづくりの現場の様子が配信されます。
初回の動画の様子や、このイベントの概要について紹介したいと思います。
和釘の制作「火造りのうちやま」からスタート!
まず朝8時、和釘の製造の動画がアップされました。
豆しぼりの手ぬぐいを頭に巻いたこれぞ職人といった男性が、黙々と金槌で釘になる金属を打ち付ける映像が映し出されました。
聞こえるのは作業音のみ。
仕事に向かう職人の凜とした緊張感がこちらに伝わってきます。
さらに工場の街の風景として、このエリアを流れる信濃川が紹介されています。
新潟に住む人にとって、いろいろな場所で見る信濃川には、それぞれ思い入れがあるのではないでしょうか。新潟出身の私も、そのひとりです。
午後2時からのライブ配信
そしてお待ちかね!午後2時からは、動画のライブ配信です。
開幕式として、斎藤和也実行委員長(三条市のプレス加工「ストカ」)や鈴木力燕市長、国定勇人三条市長も登場。
音声や画像が途切れる場面もありましたが、ライブ感が伝わってきました。
テレビ会議などでもそうなんですが、こういうトラブルってつきものですよね…。まさにライブ!
「開け工場!」の合図で、3人が工場の扉を開けてスタートしました。
この動画、ライブ配信が終わると、公式サイトにアップされるそうです。
ちなみに、詳細については↓にまとめています。
産業の歴史に沿ったテーマで、毎日動画配信が行われ、金属加工の技術の高さや、製品の素晴らしさについて紹介されます。
プレス加工の「ストカ」の工場見学!
ガチャン、ガチャン。
燕三条の街を歩いたことのある人ならおなじみ。プレス機の音です。
ストカの工場には、この音が鳴り響いていました。
天井の高い広い工場の中には、17台のプレス機が並んでいます。
想像以上に工場がクリーン。光っているといっても過言ではありません。
ストカは、斎藤実行委員長のお父さんが代表を務める企業です。
設備投資すればぢただけ儲かるというバブルの時代、その後の苦労から、立て直しなどのお話も。今年で創業30年になるそうです。
プレスとひと言でいっても、鉄の板だけでなく角棒や丸棒などもあるそう。
セットされた金型通りのものがプレス機から次々と出てきます。
今の工場を撮って出し!
工場と関係のないとことで生きる私にとって、ガチャン、ガチャンと音の鳴る工場の内部で、何が行われているのかはベールに包まれていました。
電磁波を発する機械の近くでは映像が乱れたり!さすが工場。
プレステ加工した部品を繋げていく溶接部門の映像では、バチバチ光る火花も。
初日の配信を見ての感想
初日ということで、若干緊張している感がありました!
スムーズな配信ではありませんが、手作りで気持ちのこもった映像だったと思います。
小学校や中学校の時に行った社会科見学を思い出しました。
綺麗に加工されたものではない、撮って出しの映像は、地元の工場や企業を見学させてもらったときのような親近感が生まれ、そして興味が沸きます。
これから配信される動画も、期待したいと思います!
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