【東京暮らし】カプセルホテルの常識を覆す　おしゃれで便利な「ナインアワーズ」

ナインアワーズというカプセルホテルをご存じでしょうか。カプセルホテルのイメージといえば、ただ横になるだけの場所、必要最低限の装備といったところではないでしょうか。

ですが、このナインアワーズはスタイリッシュで、おしゃれ。カプセルホテルのイメージを覆されました。

今回は、「ナインアワーズ大手町」に行ってきましたので、その様子をレポートしたいと思います。

ナインアワーズとは？

ナインアワーズ（9hours）というネーミングは、睡眠7時間＋汗を洗い流す1時間＋身支度1時間を表すそうです。

宿泊はもちろんのこと、1時間単位で仮眠をとったり、シャワーを利用したりできます。「ちょっと横になりたい」「シャワーを浴びてすっきりしたい」。スキマ時間のそんな要望を叶えられるサービスを提供しています。

大手町の店舗は、建物中央部が吹き抜けです。建物はC字型の構造で、全てのカプセルが窓に面しています。

2階から5階が男性フロア。6階から8階が女性フロアです。

私は7階を利用しました。

カプセルに入ってみると、意外と広い！圧迫感も少ないし、広さも十分でした。USBとコンセントの差し口がひとつずつ。照明の明るさも調節できます。全館空調が効いており、暑さを感じることはありません。

館内では専用のWi-Fiを無料で利用することができました。

各フロアには、エレベーターの脇にトイレやロッカーなどがあります。

7階には、シャワールームが2つありました。そのほか、トイレ、洗面台があります。洗面台の下には、ドライヤーが収納されています。

さらに、カプセル番号が付いた鍵のかかるロッカーがあります。受付で渡されるカードにQRコードが印刷されていて、それを自分のロッカーにかざすと解錠施錠ができます。

平日午後7時半過ぎに、7階フロアには4人くらいの人が滞在していました。ロッカーにスーツケースを置いて、洗面台で手慣れた感じで身支度を調える人、カプセル内で休んでいる人など様々です。

建物全体がシンプルで、機能的に作られている印象です。

宿泊の場合は、4,900円から。午後1時チェックイン、チェックアウトは午前10時です。仮眠の場合は、午後1時から午後9時まで利用可能。最初の1時間が1,000円。以降1時間毎に500円が加算されます。

シャワーは、1時間以内の利用で700円。タオルやシャンプー、コンディショナー、ボディソープなどは備えられています。そのほか、オプションとして歯ブラシやスリッパなどが販売されています。

大手町の店舗では皇居などでのランナー向けにシャワーとロッカーを利用できるプランも提供しています。ランニングシューズの貸し出しもあります。

また、北新宿や蒲田の店舗では、プラべートデスクを使えるプランもあります。さらに、東京・神田には女性専用の店舗もあります。

ナインアワーズは、東京に7店舗、大阪に2店舗、京都、福岡、仙台にそれぞれ1店舗あります。2009年12月、京都に1号店がオープンしました。24時間好きな時間に、好きなスタイルで利用してほしいという思いから、どの店舗も駅や空港から3分以内の場所にあるそうです。

ちょっとした空き時間を使って、リフレッシュできるスポットです。