【新潟の温泉】瀬波温泉「大観荘せなみの湯」(村上市)

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瀬波温泉について

瀬波温泉は、新潟県の北、山形県との境にある村上市にあります。代表作「みだれがみ」で知られる歌人・与謝野晶子は昭和12年にこの地に滞在し、45首を詠みました。

豊富な湯量と温泉の熱さが特徴といわれており、泉質はナトリウム塩化物泉です。魅力は、眼前に拡がる日本海です。波の音をバックグラウンドに、露天風呂につかる。なんとも言えない贅沢を感じます。もちろん賑やかな夏の海もいいですが、冬の荒涼とした海の風景も美しいです。

秋に三面川を遡上する鮭が、この地域では有名で、様々な鮭をつかった料理が各旅館や飲食店で提供されています。また、地酒の〆張鶴、大洋盛も人気です。

今回のお宿「大観荘せなみ湯」

今回利用したのは、海沿いの「大観荘せなみの湯」です。瀬波温泉の中では、知名度も高く大きな旅館といっていいです。入り口には、塩引き鮭が下がっていました。

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大浴場は、3階と7階にあり、どちらも内湯と露天風呂があります。3階の方は、檜風呂になっています。夜は真っ暗な海から波の音が、朝は景色を見ながらゆったりと入浴できました。
お部屋は和室。基本的な設備は備えてありました。ここも窓からは海を見渡せます。だた、冬は障子を開けて景色を眺めようとすると、少し寒かったです。

さて、お待ちかねの夕食です。今回は部屋食でした。特においしかったのは、各自の釜で炊く「白米」です。ここ村上市で採れる「岩船コシヒカリ」は、新潟県内のなかでも魚沼コシヒカリに次ぐブランド米です。そのほか、刺身や山菜なども出されました。

翌朝の朝食は、1階の会場でバイキングでした。全体的に素朴な品揃えでしたが、地元のブランド牛「村上牛」を使ったカレーや、鮭の焼き物など、この土地ならではのメニューも並んでいました。
一泊二日の短い旅行ですが、リラックスすることができました。今度は季節を変えて、訪れてみたいです。

村上市プチ観光情報

村上には上記のほかにも様々な特産品があります。今回私が購入したのは、岩船麩と村上茶です。


岩船麩はお椀型の形状が特徴。なんとなくかわいらしさを感じます。この地に立ち寄った北前船によって、加工技術が伝わり、作られるようになったといわれています。


岩船麩は、宿の近くにあった「岩船港鮮魚センター」(村上市瀬波温泉3-6-38)で購入しました。冬場はお客さんも少ないのか、魚は少なめでした。加工品は岩船麩やお茶、村上牛のレトルトカレーなど一通りそろっていました。以前、夏に村上を訪問した際には、岩船港直売所(村上市岩船港町3144-21)で岩牡蠣を買ったのですが、ここも通常営業前で品薄となっており、何も買いませんでした。これからの時期は、新鮮な魚介類を購入するにはいい場所だと思います。


村上市は、商業的なお茶の産地としては最も北に位置するといわれています。今回は九重園のものを購入しました。

この季節は「城下町村上 町屋の人形さま巡り」が開催中でした。城下町村上で受け継がれてきたひな人形が町屋や商店に展示されて、見学することができます。普段は入れない古い町屋の中を見ることができる貴重な機会となっています。想像以上に奥行きがあり、驚きました。
宿を出て、お昼は「和食処 悠流里」で、村上牛のステーキ丼といくらと鮭の親子丼セットを頼みました!さすが地元の特産品。とてもおいしかったです。お店自体も人気店のようで、行列ができていました。

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