金属洋食器、金属ハウスウェアなどの産地として全国的に有名な新潟県燕市。
産地としての競争力を高めることなどを目的として、毎年「ジャパン・ツバメ・インダストリアルデザインコンクール」が開催されています。
先日、審査結果が発表され、2020年のグランプリの経済産業大臣賞には、ササゲ工業(新潟県長岡市)のステンレス製日本酒ボトルが輝きました!
今回は、このコンクールでの入賞作品などについて紹介したいと思います。
どんなコンクール?
新潟県燕市や、燕商工会議所などが主催し、毎年開かれています。
コンクール名に「ツバメ」と付いていますが、国内の事業所であれば応募できます。
新規性、デザイン性、機能性、市場性などについて、専門的視点から評価されます。
審査員には、武蔵野美術大学教授やカタログハウス取締役、経済産業省の担当官などが務めています。
今回で43回目となる歴史あるコンクールです。
古くて新しい日本酒ボトルがグランプリ
グランプリには、ステンレス製の日本酒ボトルが選ばれました。
実はこのボトル、クラウドファンディング「Makuake」で吉乃川(長岡市)のお酒を繰り返しおかわりできるサービス用のボトルとして提供されていました。
これは自分専用のステンレスボトルが届き、それを送り返すと、そこに新しいお酒が入れられて帰ってくるというもの。
繰り返し使うために軽量で耐久性の高いステンレスが選ばれました。
そして、このステンレスは酒蔵の醸造タンクと同じ素材を使用しているため、鉄分の溶解や金属臭の心配がほとんどないそう。
残念ながら、クラウドファンディングは終了していますが、見た目にも美しいステンレスボトルは、テーブルにあるだけで様になりそうです。
そのほかの入賞作品
グランプリ以外の作品も、手に取ってみたくなるようなものばかりです。
審査員特別賞に選ばれた「ホットサンドソロ」は、私も購入したお気に入りの一品です。
これまでホットサンドといえば、下に1枚上に1枚食パンを使うものが一般的でした。
ただこれでは大きすぎる…。そんな不満を解消してくれるのがこの商品です。
食パン1枚を半分に折って、ホットサンドを作ることができます。
そのほかにも、同じく審査員特別賞の「碧 銀古美18-8ステンレスW構造タンブラー」(タマハシ、燕市)の碧色もステキ。
ステンレスタンブラーは、いろいろな所で見かけるようになってきていますが、このタンブラーはとても個性的です。
高品質のステンレスを職人技で徹底的に磨き込んでいます。
さらに外側の美しい碧色は、銀メッキの酸化発色によって色づけされています。
酸化発色のグラデーションが、いい味を出しています。
燕三条には便利でオシャレな商品がたくさん
新潟出身の私としては、地元のものを購入して、わずかばかりでも貢献したいという気持ちがあります。
20代の頃は、100均で十分と思っていましたが、年を重ねるとともに、愛着の持てるものを回りに置いておきたいと思うようになりました。
実際使ってみて、よかった商品をこれまでにも紹介しています。
購入を検討している人は、候補に入れてみてはいかがでしょうか。オススメです!
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