新潟・庄内エリアを対象としたJRの大型観光企画、デスティネーションキャンペーンが10月1日、スタートしました。食文化や歴史を紹介する企画が目白押しです。
今回は、このキャンペーンに合わせてトライアルが始まった観光型MaaSを体験してきたので、紹介したいと思います。
MaaSとは?
最近メディアなどで聞くようになってきた次世代移動サービス「MaaS」。
Mobility as a Service の略です。移動をひとつのサービスとしてとらえ、シームレスにつないでいくという新しい概念だそうです。
具体的に「にいがたMaaS」でなにができるかというと、カーシェアや駅レンタカー、ホテルの検索。観光循環バスの走行位置の表示や1日乗車券の購入。飲食チケットの購入、新潟駅「ぽんしゅ館」での福引きなどです。
にいがたMaaSの利用方法
アプリはなく、スマホ専用のURLからアクセスします。
新規登録のためにメールアドレスを入力。このメールアドレス宛に、認証キーが送られてきます。キーを入れて、完了となります。
実際にグルメ券を購入してみる
私はこの日、このMaaSを使って新潟市の繁華街・古町エリアで使える「古町花街美食めぐり」チケットを購入しました。1枚1,600円。2枚から購入できます。クレジットカード情報を入力し、2枚3,200円のチケットを手に入れました。
割烹や居酒屋で、旬のつまみと地酒、ビールなどが楽しめます。お店が提供するメニューによって、必要なチケットの枚数が違います。
参加するお店は古町8番町、9番町周辺に位置しています。まさに新潟の食文化を支える古町花街の中心ですね。
古町の飲食店でお酒と刺身のセットをオーダー
私が選んだのは、新潟市中央区西堀前通9の「柳都古町 旬菜すゞ家」です。古町に来ても、なかなかここまで足を伸ばすことは少ないので、あえてこのお店を選びました。久しぶりに古町を散歩できて楽しかったです。
以前お邪魔したとき、わりと混み合っていたので、入れるか不安でしたが、この日は予約なしでも入れました。チケットを見せて、料理をオーダー。
すゞ家は、チケット2枚で、旬のお刺身盛り合わせ、もしくは旬のお楽しみの1品+おばんざい1品+おすすめの日本酒、もしくはビールです。おばんざいは、たくさんありすぎて目移りしてしまいました。
にいがたMaaS上から、選んだお店を探し、チケットを使用します。
画面が切り替わり、お店の人に見せてくださいと指示が出ます。お店の人が判子を持ってきます。不思議なことに、この判子をスマホの画面上に押すと、「ありがーと新潟」という印が表れます。ゲームのようで楽しかったです。
私は新潟限定ビールの風味爽快ニシテ(サッポロ)と、刺身、肉団子のトマトソース煮(パン付き)にしました。これに加えて、お通しもありました。
足りるかなと思いましたが、量はちょうどよかったです。特に刺身が美味しくて、大満足しました!お店の雰囲気もよかったです。
せっかくなので、追加で麒麟山の梅酒(550円)もいただきました。
ネットでチケットを買うメリット
ちなみに、このチケットはネット上だけでなく、コンビニやホテルなどでも購入できます。
ただ、チケットを求めて歩き回るのも…。ネット上で決済すれば、時間節約にもなります。
さらに、「にいがたMaaS」上でチケットを購入したところ、新潟駅のぽんしゅ館で利用できる福引き券を2枚もらえました!
古町には、小さいけれども個性的で、面白いお店がたくさんあります。新潟を訪れた際は、古町の細い小路に入って探索してみると、楽しいと思います。
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